クランクパイプの回転を抑制する方法、しかもハイグリップクランクパイプ以上に。

早速解説を始めたいところなのですが、以下の内容は下記の条件が全て当てはまる方にしか推奨できない内容です。

  • 工作力がある。
  • クランクパイプを限られた取付高さ、角度で使う事が多い。
  • 当店の竿受けやポイントクランプノブを使用している。
  • 当然ながら自己責任の意味をご理解くださる。

これが当てはまれば絶大な効果を発揮する方法があります。

ポイントクランプノブ、画像のように締め込むとクランクパイプに先端が食い込んで回転を抑制する物です。

何度も同じ位置で使うとより一層食い込んで効果が大きくなっていきます。

初回の回転抑制力は…、約1キロ、私個人としてはこれで充分。

よほど風が強いとか、竿に足をぶつけるとかしなければ回りませんし、回ってくれるおかげで魚に引っ張られてもクーラーボックスがすぐには水没しないという安全装置的な役目も果たします。

これでは物足りないというのであれば…改造です。

用意するのはポンチや大きな釘、それと金槌。

怪我をしないように…ポイントクランプノブの跡をポンチで更に凹ませるだけです。

これをするだけで4キロ、4倍の回転抑制力!

本当はもっと強いのですが…ピトンホルダーが壊れてしまいそうです。

この改造は簡単で良いのですが欠点があります。細かな角度の微調整はできなくなりましたし、凹みにポイントクランプノブを合わせるのがやりづらいのです。実用範囲内ではありますが。

ポイントクランプノブの位置を合わせやすく、更に回転抑制力をアップする方法があります。

用意するのは3mm以下のドリル、大きいのはダメですよ、ポンチ凹みをつけてから穴を開けてしまいましょう。

こんな感じです。

約7.5キロ、これだけ変わってきます。

本当はもっと強いのですがクーラーボックスが壊れてしまいますので…測定中止。ポイントクランプノブの先端が大きく沈み込みますので全然回らなくなります。

クランクパイプの中に水や汚れが入るようになってしまいますので栓は外してください、パイプは怪我をしないようにバリ取りしてください、穴はたくさん開けるとクランクパイプ自体の強度が低下します。

それに、絶対に大きく開けないでくださいね、M6ボルトが刺さるほどのサイズですとまともな固定はできなくなってしまいます。

あくまでも自己責任で。

どうでしょ?

数値はクランクパイプのオフセット量により変化しますのでご参考までに、残念ながらこの加工はタニサンクラフトにご依頼いただいても対応致しかねます。

お好みの角度がわかりませんし、絶対に精度良く加工できません、パイプの両端付近に角度を合わせて正確な穴をあけるにはそれなりに高級な装置が必要なのです。

しかもその後に曲げ加工が入るとズレますし、パイプを曲げた後に正確な角度で穴を開けるのはもっと大変ですから。

2021/08/04追記

お客様からのご意見。

「じゃあ何でハイグリップクランクパイプなんて売ってるの?」これは無加工で通常の倍の回転抑制力を発揮するのです。

約2㎏。

なぜ数字の画像が2つあるかと申しますと…、ポイントクランプノブと通常のクランプノブの画像です。

どちらを使っても変わらないのです。

但し、使い込んでいくと差が出てきます。

ポイントクランプノブはローレットの目に食い込んでいくので数値は向上傾向、通常のネジなどはローレットの目を潰してしまうので数値は低下していきます。 ハイグリップクランクパイプにもポイントクランプノブはお勧めです。