長かった!
本当に長かった!
とうとう販売開始までこぎつけられました、
本日(2021年ですよ)より両軸用ライト竿受け(2025年6月現在はRev2)販売開始です。

タニサンクラフト的開発要件は…、
①軽い
②竿を抜き差ししやすい
③竿を傷つけづらい
④ライト竿受けより竿が重い事が多いのでちょっとだけ強度アップ
⑤小さい
⑥リールで竿をぶら下げない
⑦リールを傷つけづらい
たったこれだけの事をまじめに考え始めてから11か月、雪の降り積もる長野県は千曲川で釣り針も付けずにテストをしに行ったら2投目でガイドが凍り付いてしまったり、「今は禁漁期間中だぞ!」って怒られて「針は付けていません!実は…。」なんて言い訳をさせられたり、試作の竿受けを曲げたり伸ばしたり切ったりガムテープでくっつけたりするのを人に見られるのが恥ずかしいので、堤防ではなく誰もいない砂浜で釣れない釣りをしているように装ってお工作ばかりしたり、ボートで釣りに行ってヘロヘロに疲れた体で最終テストをしに行ったり…。
(膝まで雪の積もった千曲川での針無し遠投カゴ釣りをしていた写真を撮っておけば良かったと激しく後悔しております。びっくりするほどシュールな画像だったはずですので。)

そうこうしているうちにこんな形になりました、重心の位置設定と竿受け部分の曲げ角度決定がとにかく悩ましくて辛かったのです。タニサンクラフトの竿受けはスイングするように作ってありますが、重心を後ろにずらすと竿受けが通常使用するポジションに戻りやすくて使い勝手が上がりやすくなるものの、竿の負荷が変なかかり方をしてしまうので撓りやすくなります。しかも曲げ棒の部分をかなりタイトに曲げてあります。製作するのは難しいですしチューブを挿入するのがものすごく苦労するのはわかっていたものの、使いやすく、小さく仕上げるためには全く妥協しませんでした。
そして何よりこだわったのがリールと竿受けの位置関係。

竿をしっかり受け止めつつリールの倒れを防げるギリギリの位置関係、竿を掛けてからリールがちょっとだけ竿受けに触れていれば良いのです。
タニサンクラフトで両軸用ライト竿受けを販売するか迷っていた頃、下調べしていたら気付いてしまったことがあるのです。
両軸用の竿受けというのはリールを竿受けに引掛けて竿をぶら下げる物ばかり!
リールフットとリールシートには本来かからないはずの方向の負荷にであるにもかかわらず、どうしてそこまでの強度と耐久性があると思えるのでしょうか、リールによってはボディとベアリングホルダー部(サイドカップ)の勘合がしっかりされていないので歪みますよ!
しかも…、ちょっと置き方を間違えるとリールが金属にぶつかってしまい傷がついてしまう!
リールってほとんどが樹脂やアルミですよね?樹脂が削れるのは当たり前、アルミなんて海で同じ場所ばかり擦ったらすぐに腐食が進みます。最悪の場合は穴が開きますし、アブアンバサダー(クロームは除く)なんて簡単にその最悪な場合まで到達してしまいます。
釣り竿なんて…、ぶつけてくださいって言っているような形状ばかり。世の中の製品は釣り好きだけど設計には長けていない人の設計した製品が多いのではないでしょうか、常に最悪の事態ばかり想定して設計し続けざるをえないFA設計が本業のタニサンクラフト、自分でも使うために作る釣具でそんな奇妙な設計は絶対にできません。
そんな理由でタニサンクラフトの両軸用ライト竿受けはリールで竿をぶら下げるような設計ではありません、こんな感じです。

V型の竿掛け部分でしっかりと竿を受けられます。まぁ、そもそもの話になってしまいますが…、下の画像のようにリールを触れさせなくても使えるのですけどね…。

竿を上側へ向けた場合はこの程度です。

実際はもっと上側へ向けられるのですがギリギリの重心設定にしたためこれ以上立てると使い勝手が悪くなってしまいます。
これだけは妥協点です。販売開始してすぐに裏技紹介するのはどうかと思いますが…、もっと上へ向けるには角度調整ねじを10㎜長いものに交換して前側のV型竿掛け部に重りを付ければ大丈夫です。最初は重りなんて使わなくても大丈夫なようにする予定だったのですが…、リールを竿受けより前に出した場合はこのバランスの方がすごく使いやすくなるので…。
(現在は両軸用ライト竿受けスイングバックキットで対応可)
2021/7/26追記
ロープロファイルの左右非対称リールにつきましてはハンドル側が多少上向きになります。こちらの画像タトゥーラ400(左ハンドル)、

2021/7/29追記
トロロケットの画像です。


2021/11/19追記
重量は約260gです。

本日時点では先行製作分のみですので右ハンドル用左ハンドル用ともほんのわずかしかご用意できていません、本格販売は2021年7月中旬予定(同一形状です。)
そして月日は流れ…多くの皆様に受け入れられ、モデルチェンジしております。対応するオプションが増えております。そしてさらに増える予定です。
