クーラーボックス用ピトンホルダーは、この軽くて小さな部品1つで必要十分な性能を発揮するのですが、お客様の中には補強をされる方がおられます。

今回はこれ。

フィクセルに簡易ピトンホルダーとクーラーボックス用ピトンホルダーの組み合わせ、上下のラインを合わせる必要があるのでタニサンクラフトの想定よりかなり左に寄せて取り付けられています。

まぁ、タニサンクラフト的には限界まで右に寄せて頂きたいところではありますが…。

この位置に取り付けるには特殊な曲げ方が必要です。

S字型の2段曲げ、かなり面倒な加工です。

このお客様からお問い合わせ頂いていたのですが、まさかこのような取り付け方をするとは思っておらず、一般的な回答をしてしまった事を後悔しています。

まずは取り付け位置、簡易ピトンホルダーはクーラーボックスの金型合わせ線(うっすらバリの出ている線)に右端を合わせる。

クーラーボックス用ピトンホルダーはその下の方に、すると曲げ量が最小限になります。

しかしながらS字型の2段曲げは必要、曲げは力が必要なのでバイス等の固定具はあった方が良いと思います。

ここで大切なのは曲げの順序。

先に曲げるのは赤矢印部分、とりあえず何となく少なめに曲げてみて下さい、そして次が青矢印部分、できればもっとL字型に曲げてある部分に近いところが良く、曲げた赤矢印部分が曲げ戻ってしまうかもしれないイメージで曲げ広げてみて下さい、意外と曲げた赤矢印部分は広がらないので、このままクーラーボックスの面とあわせるように調整してみて下さい、面倒ですが何度か曲げて戻してを繰り返すと位置が合ってきます。

こんな感じでやってみて下さい。

一応お伝えしておきますがクーラーボックス用ピトンホルダーは単品でも十分な能力がありますので、まずは単品でお試し頂き、どうしてもと言う場合だけクーラーボックス用ピトンホルダーを2個付けにしてみて下さい、簡易ピトンホルダーとの組み合わせの場合は画像と配置とは逆でクーラーボックス用ピトンホルダーを上にして頂いた方が強度が上がります。